玄関に傘、冷蔵庫に保冷剤、黒いパンツ3枚は貯まらない

続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第4位は、『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』でした。

黒田尚子『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』(日本経済新聞出版)
黒田尚子『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』(日本経済新聞出版)

著者は四半世紀にわたってお金の相談を受けてきた、ベテランのファイナンシャルプランナー。その経験から、「日々の小さな行動習慣」と「貯蓄の効率性」は密接に結びついていることに気づいたといいます。

そのうちの一つが「きちんと貯蓄ができている家庭は、部屋がきれいに片付いている」。

玄関にはたくさんのビニール傘、冷蔵庫に保冷剤がぎっしり、クローゼットには黒いパンツが3枚――。もしあなたの部屋がこんな状態なら、投資や収入アップを考える前に、本書を読んで「日々の小さな行動習慣」を見直すべきかもしれません。

まず今日からトライしてほしいのは「ニーズ」と「ウォンツ」に目を向けること。きっと、買い物した後に「なんであんなことにお金を使ったんだろう」と後悔することがなくなるはず!

「全部ひとりでやらなきゃ病」から抜け出す方法

第8位の『仕事は自分ひとりでやらない』にもご注目ください。

小田木朝子『仕事は自分ひとりでやらない』(フォレスト出版)
小田木朝子『仕事は自分ひとりでやらない』(フォレスト出版)

本書のテーマである「ヘルプシーキング」は、「ひとりで抱え込まず、周囲に助けを求める技術・考え方」というビジネススキル。

できないと思われたくない、迷惑をかけたくないといった理由から、誰かに助けを求めることが苦手な方も多いでしょう。しかし著者は本書で「仕事ができる人こそ、ひとりで抱え込まない」と断言します。

なぜなら、仕事をひとりで抱え込むと、チームの仕事を停滞させかねないから。周囲と連携やすれば、ひとりでやる以上の成果が期待できるというメリットもあります。

本書でヘルプシーキングのメリットや進め方を知れば、まわりの手を借りるハードルがぐっと下がるはず。あなたもそろそろ「全部ひとりでやらなきゃ病」から抜け出しませんか?