成果を上げて処理時間を短くするのは「やり方」の問題

では、「インパクトを残せる作業を見抜く力」と「必要な作業の処理時間を短くする力」、この2つはどうしたら身につくのでしょうか。

その方法について、95%社員の67%が「センス=先天的な才能」と答えていて、この結果に愕然としました。つまり、この2つの力は「後天的には獲得できない」と95%社員の7割が考えているのです。

センスや感覚なら、たしかに再現は難しく、誰でもできるものではありません。しかし、成果につながる仕事の見極めができないのは、能力がないからではなく、「やり方」を知らないからです。

5%社員は週1回15分の「内省」を大事にする

5%社員の習慣を見てみましょう。

彼らは、定期的な「内省(振り返り)」を通じて、成果につながったかどうかを必ず確認しています。具体的には、週に1回15分の内省を習慣にしているのです。

そして、この確認作業で「重要ではない」と判断した仕事には時間とエネルギーを費やしません。

重要でないものの、チームワークを維持するためにどうしても出席すべき会議のようなものがあれば、重要な仕事を進めながら、支障のない範囲で参加していました。つまり、生産性の低い会議は「副」、重要度の高い仕事は「主」と区分して、マルチタスクを実践していたのです。

5%社員は、内省を習慣にすることで、常に成果につながらない仕事の見極め力を磨き、仕事にメリハリを持たせていました。

この方法は、5%社員でなくても再現できる“ちょっとしたコツ”ではないでしょうか。「見えない不安」のために、ムダな仕事、ムダな作業時間が増える結果になっていないか、毎週1回、ぜひ振り返ってみてください。