ダイエットを成功させるには、どうすればいいのか。高タンパク・低カロリー食レストラン「筋肉食堂」を運営する谷川俊平さんは「食べないのに太るのではなく、食べないから痩せない。カラダづくりで最も効率が良いのは、適切に食べて筋肉をつけ、代謝のいい体をつくることだ」という――。

※本稿は、谷川俊平『食べる筋トレ。』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

家庭料理
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痩せるために最も効率がいいたった1つのこと

「痩せよう」と決意したとき、あなたはまず何から始めるだろうか?

多くの人はこう考えるはずだ。

甘いものを食べるのをやめよう。
今日から野菜しか食べないようにしよう。
夕食はそのまま脂肪になるから、今日から夕食を抜こう。
週に一度、断食をしよう。

たしかに、食べる量を減らせば、体重は減る。一見、ダイエットに成功したように見えるだろう。

谷川俊平『食べる筋トレ。』(かんき出版)
谷川俊平『食べる筋トレ。』(かんき出版)

しかし、その先のことを考えたことがあるだろうか。

一時的なダイエットに成功したあと、あなたは元の食生活に戻るはずだ。

ところが、一定期間食事の量を減らしたことにより、あなたの体は劇的に代謝が落ちている。

つまり、食事を減らすダイエットをすると、それ以前よりも脂肪が蓄積しやすい体になってしまうのだ。

私のところにはよく、「食べてないのに太るんです」「ものすごく我慢して食事を減らしているのに、見た目が変わらないんです」という人が相談にやってくる。

そんな人に、私は必ずこう言う。

食べてないのに太る?
食べないから痩せないんだ!

細身の体を目指すにしても、マッチョを目指すにしても、体を変革するには、まず筋肉をつける必要がある。

実は、痩せるためにいちばん効率がいいのは、筋肉をつけることなのだ。