全国で「1円の山」を次々と買い集めている人がいる。日本全国に数百の山を持つ投資家の永野彰一さんは「すでにウッドショックが起きているように、これから山の価値は上がる可能性がある。初期の仮想通貨やネット株のように高騰するかもしれない」という――。

※本稿は、永野彰一『一生お金に困らない山投資の始め方』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。

自分の経験と発想だけを頼りにしたオリジナルの「山投資」

僕がやってきた山投資を時系列で見ると、次のチャートのような流れになります。

ご覧いただければわかる通り、僕の山投資はスタート時点からずっとプラスで推移していますし、それがドンドンと進化しています。この次にはどんなステージが待っているのか、自分でも楽しみです。

振り返ってみると、山投資を進めるための最短の道のりを歩んできたように思います。

お金をもらって山を引き取るようになったのは2020年ですから、そこに辿り着くまでが約3年です。

本当にちょっとしたきっかけで、たまたま見つけてきたという感じですから、ひとつでも出会いがなかったら、絶対にここまでは辿り着いていません。すべての段階で奇跡が起こったような気がします。

ツイッターなどを見ると、お金をもらって山を譲り受けているという人は、僕以外にも数人ぐらいいるようですけど、詳しいことはわかりません。僕は全国の不動産会社に電話をしていますが、ほとんどの人に「面白いことを言いますね。こんな人は初めてだ」と言われます。

「他にこういう人はいますか?」と聞いてみても、「いる」と答えた人は今までにひとりもいません。日本中の不動産会社の担当者が「いない」というのだから、もしかすると、本腰を入れてやっている人は他にはいないのかもしれません。

お手本も見本もなく、競争相手も明確ではない状況の中で、僕は自分の経験と発想だけを頼りに、オリジナルの山投資をやってきたのです。