残り時間を色で知らせる「アナログタイマー」で勉強モードに
【佐々木】テーブルマットは、テーブルが汚れるのを気にせずに、のびのびお絵かきしたり工作したりできるように、というところが開発のスタート地点。「汚しちゃダメ!」「はみ出しちゃダメ!」と注意してばかりでは、親子ともにストレス。親子の小さなケンカを防いで、リビング学習をスムーズにできるお手伝いができれば、という思いもありましたね。
【樋口寛征さん(企画開発部プロダクト課、以下樋口)】普段、よく目にする文具売り場にリビング学習に特化したシリーズがあれば、「そうか! こういうものがあるなら、うちもリビングで子供に勉強させてみようかな」というお客さまの新たな気づきにもつながりますよね。そのためにもリビガクシリーズとして点数をそろえることが大事だと思っていて、7年間で53点のアイテムを送り出しています。
【佐々木】開発をしているうちに、文具にできることって実はまだまだたくさんあるなと。最近では、時間管理、整理整頓といった「いい習慣づくり」にも重きを置いています。社会人になっても時間管理や整理整頓って大事ですよね。それを子供のうちからサポートできるものを作ろうと思ったんです。
【糸井】残り時間を色で知らせる「トキ・サポ 時っ感タイマー」や、1日、1週間のタスク管理ができる「マイプランボード」などは、時間管理する習慣を身につけるのにおすすめです。
【樋口】わが家の娘も中学受験の際には、このタイマーが必需品でした。塾で出される大量のプリントを効率よくこなしていくには、時間で区切りながら集中するトレーニングが不可欠。タイマーがあることで、自然とそれが身についたようです。
【佐々木】うちの息子にもタイマーをよく使わせました。勉強する際、まずは「5分間チャレンジ!」と、タイマーを5分にセットして簡単な算数ドリルをやらせてみる。するとそこからスイッチが入って、勉強モードになるんですよ。