どんなダイエットであれば続けられるのか。歯科医の宮本日出さんは「私が提唱するのは『レモン水うがいダイエット』。食事の前にレモン水でうがいをするだけで、味覚がリセットされて、自然と食生活が健康的になる」という――。

※本稿は、宮本日出『「デブ味覚」リセットで10日で-3kg! レモン水うがいダイエット』(あさ出版)の一部を再編集したものです。

水に入れられたレモン
写真=iStock.com/Martin Barraud
※写真はイメージです

無理をしなくても自然とやせていく

はじめまして。歯科医師の宮本日出ひずるです。私の身長は170cmで、体重は68.5kg。3カ月で11.3kgの減量に成功し、ここ数年でベストな体重と体調になりました。いま一番困っているのは、これまで着ていた服が“やせすぎて”着ることができなくなってしまったことです。

ハードな全身運動や筋肉トレーニング、ストイックな食事制限をしているわけではありません。毎日ふつうに食事をしながら時々お酒もたしなむ、ごくふつうの生活をしています。そんな私が減量に成功した理由は、「レモン水うがい」で本来の味覚を取り戻したからです。

肥満の人は、濃い味のものや脂肪の多い食べ物を好む「デブ味覚」になっていると医学的にいわれています。デブ味覚になると、さらに濃い味のもの、脂肪の多い食べ物を好み、ますます太っていく……という負のループに入ります。

つまり、この「デブ味覚」をもとの健康的な味覚に戻せば、食生活そのものが変わり、体は自然とやせていくのです。

私が「レモン水うがい」を本格的に始めたのは、2020年冬ごろのこと。コロナ禍の外出自粛期間中に太ってしまった患者さんから「口腔のしくみを利用したダイエット法はないですかね」と言われたのがきっかけです。さまざまな論文を読み込み、試行錯誤の末たどりついたのが、レモンの苦味で健康的な味覚を取り戻す「レモン水うがいダイエット」なのです。