本当のお金持ちは子どもの小遣いを最低限の金額にする

親の年収に比例して子どもに渡す小遣いの額が増えると思うかもしれませんが、実際には違います。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」で小中学生の小遣いの額を見ると、年収1200万円以上の家庭の子どもの小遣いは、他の年収のグループよりもむしろ少ないことがわかります。

年収別・子どものこづかいの額(月額)

お金持ちは、子どもにお金の使い方の教育もしっかりしています。「子どもの小遣いは最低限でいい」と考えているお金持ちが多いのです。また、子どもに手伝いをさせている家庭もお金持ちの方が多くなっています。

海外旅行に行ってもお土産を欲しがらない子ども

中途半端なお金を持つと見栄を張ろうとしますが、本当のお金持ちになると見栄を張る必要はありません。子どもが自立するにはお金を稼ぐことも大事ですが、それ以上に無駄なお金を使わないことが大切です。

それは当たり前と言えば当たり前ですが、大事なことをしっかり教育できるのが本当のお金持ちと言えるのかもしれません。

親戚の家族と海外旅行にでかけたことがあります。その時、一緒に来た子どもにお土産を買ってあげるよと勧めたのですが、その子は「欲しいものがないからいらない」と即答しました。その家庭は両親がとても倹約家で、子どもの教育もしっかりしていると感心しました。海外旅行という経験ができたことに満たされているのでお土産は必要ないのです。この子は将来お金持ちになるな、と確信した瞬間でした。