✕「母親との二人三脚」○「チームでサポート」

小学生の受験は多くの方の支えがなくては乗り切れません。母親との二人三脚では共倒れになるリスクがあります。子どもを取り巻く受験サポートのチームメンバーを決めたら、その関係性を強固なものにしていきましょう。

* 父親:当初は関与が少なかったのですが、大きな方向性を示す存在ではありました。学校説明会に行く、算数の難問を一緒に解くなど徐々に関与をふやし、巻き込んでいきました。

* 母親:統括マネージャー。勉強、スケジュール、体調、メンタルなど総合的にPDCAの仕組みを作り、見守る役割です。

* 塾の先生:プロとして指導をしてもらう存在。鬼コーチ的な先生や笑いあふれる授業をしてくれる先生など厳しくも温かく、学びを深めてくれる存在です。くわしくは後述しますが、塾の先生との関係作りはチーム力を高めるうえでとても重要です。

* 個別指導の先生:苦手を得意にしてもらう役割です。各塾の個性を把握したうえでの指導も大変役立ちました。娘にとっては信頼できるパーソナルコーチのような存在。

* 学校の先生:学力だけでなく社会生活を送るための人間形成を育む不可欠な存在です。受験が近づくとどの子も疲れやストレスがたまってきますが、厳しくも温かくご指導いただきました。受験への理解もあり親子ともに励ましていただきました。

手を挙げる小学生たち
写真=iStock.com/paylessimages
※写真はイメージです

* 学校の友だち:将来の仕事を約束して励まし合うなどよい友人に恵まれ、勉強にも意欲が見出せました。受験期間中楽しく過ごせたことでストレス発散になりました。

* 塾の友だち:同志として刺激を受け、一緒に頑張る存在。

* ママ友・パパ友:お互い同じ悩みや情報を共有し合う存在。

* 先輩ママ友・パパ友:先に受験を終えた先輩親子はアドバイザー的存在。

やってみよう!
わが子を取り巻くチームメンバーとその役割を考えてみましょう。