肌を若々しく保つにはどうしたらいいのか。糖尿病専門医の牧田善二氏は「何より老化物質AGE対策の食事やスキンケアが大事です。世の中にはシワやたるみを防ぐ目的で、エステマッサージを受けたり、美顔ローラーを当てたりする人は少なくないですが、糖化で硬くなった肌を引っ張ったり、こすったりするので逆効果です」と指摘する――。
※本稿は、牧田善二『20万人を診た老化物質「AGE」の専門医が教える老化をとめる本』(フォレスト出版)の一部を再編集したものです。
医師が断言「海藻食べて髪ふさふさは都市伝説です」
【白髪が気になる】
髪もタンパク質。糖化を防ごう
加齢にともなって多くの人が気にするのが白髪。でも、髪の悩みはそれだけではありません。髪がよく抜ける。以前は髪が多くて困っていたのに、ムースをつけてもなかなかボリュームが出ない……。こうした悩みをもっている場合はAGE対策をしてみましょう。
加齢にともなう髪のトラブルは、髪の毛が生えている毛根など、肌の部分が糖化することが原因のひとつだからです。
髪の毛自体は主に線維性のタンパク質でできています。タンパク質が糖化するとAGEができて、ダメージが起こります。
AGE対策としては、「帽子をかぶったり、日傘をさして頭皮に紫外線があたるのを避ける」「抗AGE食品を食べる」「糖質を避ける」「適度な運動をする」などを行ってみてください。髪にいい影響がでてきます。
よく「海藻を食べると髪の毛がふさふさになる」という人がいます。しかし髪の毛はタンパク質でできています。海藻にはほぼタンパク質は含まれていません。海藻は髪の毛の素材にはならないことがわかります。根拠のない都市伝説をうのみにするのはやめましょう。
私は10年以上、男性型脱毛治療薬を服用しており、確かな効果を感じています。