「コラーゲン入り顔パックをしてもあまり意味はない」

【肌のみずみずしさがなくなってきた】
コラーゲンパックは意味がない

「肌のみずみずしさがなくなってきた」ときに、コラーゲン成分入りのパックをするという人は少なくないかもしれません。

真皮の中に弾力性のあるコラーゲン線維があることで、ハリのある肌になることは周知の事実です。それならば、肌の外からつけてしまおう、ということなのでしょう。

しかし、コラーゲンは分子量が大きく外からつけても、表皮や真皮には浸透しません。肌のコラーゲンは体内でつくられ、外から与えられたものを利用することはないのです。パックで肌に与えてもあまり意味はないでしょう。

みずみずしさを取り戻したいのであれば、水をたくさん飲むことをおすすめします。細胞の主成分であり、体の6〜7割を占める水は、新しいものを取り入れ続けないと古い水のまま体内を循環することになります。

肌の細胞はひとつひとつが水で満たされています。新鮮な水をたえず飲んで、水分を新しいものに変える必要があります。

体内で余ったブドウ糖が血管内に入り込んだとき、水分がどんどん入れ替わらなければ、血管内の糖の濃度が高くなり、タンパク質や脂肪と結びついてAGEに変化する確率も高くなります。水分はしっかり摂りましょう。