青天の霹靂ともいえる厳しい発言だった
2月23日の誕生日を前に行われた記者会見(2月19日)での天皇発言が波紋を呼んでいる。
事前に宮内庁記者会から提出されていた「眞子さんの結婚問題」について、こう答えたのだ。
「眞子内親王の結婚については、国民の間でさまざまな意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王がご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」
眞子さんに対する“最後通牒”とも取れる内容に、記者たちの間に衝撃が走った。
眞子さんは愛子さんの姉代わりの存在でもあり、可愛い姪でもある。記者たちが予想していた答えは、「本人たちの意志に任せ、静かに見守りたい」というものだった。
記者から「多くの人が納得し喜んでくれる状況になるには何が必要とお考えか」という追加質問には、
「先程申し上げたこと以上のことは、今はお答えは差し控えさせていただきたい」と、それ以上は語らなかった。
この発言について週刊文春(3/4日号)は、「現状のままではお二人の結婚に『NO』を突き付けざるを得ないという“裁断”を、天皇が公の場で示されたのだ」と報じた。
青天の霹靂とでもいえる厳しい発言の背景には何があったのだろう。
「私の気持ちを尊重してくださっている」はずが…
質問は1カ月前に提出された。「陛下はその間、推敲を重ねられてご回答を練ってこられました」(宮内庁担当記者=週刊新潮3/4日号)
「その内容は、ご結婚に重大な懸念を持たれていることがわかる手厳しいもの。陛下は事前に秋篠宮ご夫妻だけでなく、上皇ご夫妻にも内容を伝えられたでしょうから、相当な危機感とご覚悟の上での発言だったと思います」(宮内庁関係者=女性セブン3/11日号)
眞子さんは昨年11月中旬に自分の結婚についての「お気持ち」を公表した。その中で、私と小室圭との結婚が、生きていくために必要な選択だといい切り、そのことを「天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守り下さっていることに、深く感謝申し上げております」と書いていたのだ。
小室圭との結婚は皇室全体の了解事項であるかのように記し、世間に訴えかけていた。
ところが、「会見での陛下は、その想いに応えるどころか、ご回答は実に現実的で、かつシビアなものでした」(宮内庁担当記者=同)