家賃の見直しには大きな節約効果がある。どうすれば安くできるのか。貯蓄や投資に詳しい個人投資家の秋山哲氏は「家賃は管理会社に交渉の手紙を送ることで減額できる可能性がある。書き方には4つのコツがある」という——。
※本稿は、秋山哲『20年で元本300倍 お金が集まる5つの原則』(光文社新書)の一部を再編集したものです。
大幅な節約が見込める固定費から見直そう
君は節約しようと考えてすでに行動しているかもしれないけれど、節約にも優先順位があるので覚えておいてほしい。まず、毎月の費用を固定費と変動費に分けて支出をしっかり把握しよう(図表1)。
固定費は、一度見直すだけで大きな節約がずっと続くので、まずはこちらを見直したほうがよい。固定費のなかで一番負担が大きいのはおそらく住宅費、だいたいは家賃のはずだ。これは引っ越しと家賃の値下げ交渉で安くできる。
いまは人口減少で空き家がどんどん増えていて、以前と比べて、駅からの距離、築年数、広さといった主要な条件が同じでも、より安い物件を見つけられる。君が何年も同じ賃貸物件に住んでいて家賃が変わっていないなら、いまと類似の条件でより安い物件を見つけられる可能性は高いはずだ。不動産サイトで調べてみよう。