「先延ばし」はストレスを増やす

めんどくさいこと、あまり気乗りしないことを先延ばしすることで、その瞬間だけはイヤな思いをせず、気分よくいられます。ですが、先延ばしにはデメリットもあります。その最たるものが、「ストレスが増える」ということ。仕事でも趣味でも未完了事項が増えると、フラストレーションが蓄積されていきます。

さらに、先延ばしが習慣化してしまうと、負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。新しいこと、ちょっと難しいこと、大事だけれどめんどくさいことなどに取り掛かるのが、どんどん遅くなります。本当に重要なことに時間を割かずに、どうでもいいことばかりに時間を浪費し続けると、常に時間と締め切りに追われることになります。最終的には、現状維持のためのやっつけ仕事や見切り発車ばかりになってしまいます。

何げない口癖が先延ばしのきっかけになっている

さらに悪いことに、「わかっちゃいるけどできない自分」「逃げちゃう自分」を責め、自己嫌悪に陥ります。先延ばしを抱え過ぎてしまうと、どこにいても心からくつろげなくなり、イライラして人にキツくあたってしまうこともあります。そして、その焦りや不安を解消するためにゲーム、SNS、お酒、たばこ、お菓子、買い物など余計なことに時間をお金を費やしてしまうのです。結果的に、重要なことを先延ばしにすると、精神的、肉体的、頭脳的に疲れてしまうのです。

先延ばしをしてしまうのは、あなたの性格や能力が原因ではありません。先延ばしの原因が、実は何気なく使っている口癖にあるとしたら信じられますか? 実は、先延ばしする人には共通する口癖があります。