とりあえず「10秒」やってみる
そして、あなたにとって重要な事柄については先延ばししないでください。先延ばしせずに行動に着手するためのポイントは、ちゃんととりかかろうとせずに、まずは「10秒でできる小さく具体的な行動」からスタートしてみてください。
たとえば
・読みたい本を通勤バッグに入れる
・メール返信の1行目だけ書く
・仕事に関する資料を眺める
・企画書関連のファイルを開く
・気がついたことをメモする
どうですか? これなら先延ばしせずにできると思いませんか。10秒試してみて、スムーズにいくのであればそのまま続けてしまえばいいのです。もしうまくいかなかった場合は、たった10秒ですから、すぐに別の方法を試すことができます。
変化を嫌う脳の防衛本能を乗り越える
脳は、「変化を嫌う」という防衛本能を持っているので、新しいことや難しいことに着手するよりも今まで生き延びてきた現状維持をよしとする性質があります。その一方で、「少しずつであれば変化を受け入れる」という性質(脳の可塑性)も持っています。10秒アクションという小さな行動であれば、変化を嫌う脳でも対応できます。
まずは、「4つの口癖」を意識して使わないようにするだけでも、先延ばしをやめる大きなキッカケになります。そして、10秒は、あなたが思っているよりもたくさんのことができる時間です。あなたも、年内に先延ばしを撃退して、本当に大事なことに着手してみませんか。