・「論理」だけでは、つまらない(盛り上がらない)文章になります
相手の心を動かす文章には、「感情」と「論理」がどちらも必要なのです。
・論理的なメッセージ:読むと冷静になるような客観的事実や数字を含むメッセージ
これらを意識しながら、あなたが文章を書くことによるゴールが達成できそうか、あなたの文章における「感情」と「論理」のバランスをチェックしてみましょう。
5.スムーズに読み進められるか?
「読み手に、スムーズに、読んでもらえる文章を書きたい」
せっかく、精魂込めて書いた、充実した文章でも、読みにくければ読みにくいほど、残念ながら、最後まで読んでもらえません。
読み手が、どれくらいその情報を欲しているかにもよりますが、「読みにくい文章、だけど内容は濃い」よりも「読みやすい文章だけど、内容は薄い」方が最後まで読んでもらえるでしょう。
音読をすれば文章の読みやすさが分かる
内容の充実はもちろん、大切です。ただ、それと同じくらい、「読みやすい」「分かりやすい」ことがとても重要です。
「どうすれば、読みやすい文章にできるのか?」
私がよく使う、手っ取り早い方法は、「声に出して読んでみる」ことです。
自分の文を声に出して読んでみて、「スムーズに読めない」「リズムが悪い」「なんだか気持ち悪い文章だな」と思うようであれば、要注意です。声に出さず黙読していても、頭の中で声に出しながら、読み進めていく人がとても多いからです。
私自身、文章を確認するときには、声にこそ出しませんが、頭の中で思いっきり、音読しながら、文章の読みやすさをチェックしています。
そのとき、もっとも気にかけるポイントは「リズム」。
リズムよく、読めるか読めないかは、とても大切です。リズムよく読める文章は心地よく読み進められ、伝わりやすくなります。
句読点や改行の位置、行間の取り方などに悩んだ場合も、「リズムよく読めるか」という視点で、チェックしてみましょう。
6.読み手になりきって読んでみたか?
自分が読み手になりきって、文章を読み、疑問に思うこと、反論したくなること、不思議に思うこと、理解しにくいことがないか、チェックしていきます。
そして、読み手が感じる質問や反論を予期することができれば、それに先回りして対応することができます(疑問/反論の解消)。
また、あなたにとっては当たり前でも、読み手にとっては理解できなかったり、飛躍した展開に感じないかどうか、などもチェックしていきます。