K-POPグループ「BTS(防弾少年団)」の新曲「Dynamite」(8月21日発売)が韓国のアーティストとして初めて、米ビルボードのシングルチャートで1位を記録した。なぜここまで人気なのか。朝鮮語・英語翻訳家の米津篤八氏は、「人気の理由は、V(愛称:テテ)の愛読書『老子』にありそうだ」という――。
2019年5月1日、ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで開催された「2019ビルボード・ミュージック・アワード」の授賞式に登場したK-POPグループ「BTS(防弾少年団)」
写真=AFP/時事通信フォト
2019年5月1日、ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで開催された「2019ビルボード・ミュージック・アワード」の授賞式に登場したK-POPグループ「BTS(防弾少年団)」

世界中から約75万人がオンラインライブを視聴

6月14日、オンラインで開催された「BANG BANG CON The Live」には、韓国や日本をはじめ、アメリカ、イギリス、中国など107の国・地域から最大値で75万6600人が同時にアクセスして公演を楽しんだという。BTSの所属プロダクションBig Hitエンターテインメントによれば、「世界で最大規模の有料オンラインコンサート」だった。

コロナ禍以前に開催されたBTSのオフライン・ライブの観客動員数は1回あたり3万3000人のため、このオンライン・ライブ1回だけで23回分にあたる観客を集めた計算だ。コロナ禍の影響で世界的に各種の公演が中止・延期を余儀なくされ、アーティストたちの苦境が伝えられるが、そんな状況でもBTSは別格のようだ。