スマホ代を節約するにはどうすればいいか。『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100』(KADOKAWA)を出した経済評論家の勝間和代氏は「Androidの最新機種はiPhoneより安く、使い勝手もいい。さらに通信回線を格安SIMにすれば通信費は毎月1000~2000円にできる」という——。

※本稿は、勝間和代『圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

Huaweiメイト10プロとメイト10を比較する女性の手元
写真=iStock.com/NguyenDucQuang
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高所得者層に格安SIM利用者が多い理由

スマホというとまず、ドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯会社(通称、大手キャリアや三大キャリア)を思い浮かべますよね。その大手から通信設備を借りて、格安SIMを提供している事業者をMVNO(エムブイエヌオー/Mobile Virtual Network Operatorの頭文字)と言います。ソフトバンクグループは独自の格安スマホブランドのワイモバイルで、格安SIMを提供しています。

MMD研究所という機関の調べによると、2020年3月現在で、MVNO利用者は14%強いて、ワイモバイル利用者を合わせると、格安SIM利用者は20%強になります。どういう人が利用しているかというと、格安だから経済的な余裕がない人が多いのかと思いきや、実は逆なんです。高所得者層ほど、格安SIMの移行割合が高いことが調査でわかっています。

理由は2つ分析されていて、1つは格安SIMを使う場合、端末を一括購入する必要があるためです(分割購入もできなくありませんが、手続きが面倒臭い)。2つ目は、事業者を自分で調べて選んだり、回線の切り替えをするなど、ある程度ITリテラシーがないと移行できず、ITリテラシーが高い人は高所得者に多いため、と言われます。