オンライン婚活盛況、「強引にスキンシップされず安心」の声も

新型コロナウイルスによって、人々の恋愛の仕方も変わりつつあります。

お祝いのシャンパン
写真=iStock.com/svetikd
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不要不急の外出や密集・密接を回避するため、これまで全国各地で盛んに行われてきた合コンイベントや婚活パーティーも自粛や縮小化傾向にあり、開催するとしてもマスク着用やソーシャルディスタンスの確保などのコロナ対策をするとなれば、今まで通りの出会い方とはいきません。

そこで2020年3月頃から徐々に広まってきたのが、「リモート飲み会」や「Zoom合コン」といったオンラインを通じた出会い。そこで意気投合したカップルは「オンラインデート」でさらに仲を深めることもあります。

婚活パーティー事業者の大半はコロナ禍でリアルイベントを中止にせざるを得ない状況となり、その代替え案としてオンライン合コンの企画を次々と打ち出しはじめました。少しずつリアルイベントが再開できるようになってきた今も、オンライン企画は並行して継続しているところが多く見られます。

また、結婚相談所も直接の対面が難しいことから「オンラインお見合い」の導入が増えています。

こうした出会いのシーンが瞬く間にオンライン化されたことで、意外にも利用者からは「会場に行く時間と労力が省けるから気軽に参加できる」「相手がハズレでもそこまでガックリ来ない」「急な参加も可能」「家での暇つぶしになる」「参加費が安くて良い」等、効率の良さが好評。女性からは「強引にスキンシップされることがなくて安心」という意見や、婚活層からは「IUターン前提で遠方の人とも出会える」という声もありました。

オンライン合コンを通じて出会った中から、気になる人とツーショットでオンラインデートをし、意気投合すれば対面のデートなり交際に発展させるという3STEPは、ある意味“効率の良い恋愛の進め方”として、これから一つのスタンダードになっていくでしょう。