かつて「一六(イチロク)銀行(足して7、つまり質屋という意)」と呼ばれて庶民に親しまれた質屋だが、最近は、駅前にも「即現金」といった看板が掲げられるようになった。何かと出費がかさむ年末年始、小遣いが足りないとき利用できないものか。思い切って訪れてみることにした。

まず訪れたのは東京・高田馬場の老舗質屋。“初めての質屋”は、入り口に暖簾がかかっていて、ちょっと敷居が高い。店内はお客側と店員側が銀行のようなカウンターで仕切られていた。