皆がそれぞれ社会の中で頑張ってきたことを尊重する

だからこそ、その人を傷つけないよう配慮するのは、同窓会に参加するときの最低限のマナーです。大事なことは、皆がそれぞれ社会の中で頑張ってきたことを尊重することではないでしょうか。

私は大学から東京に行き、県外でずっと過ごしてきて、メーカーのサラリーマンを経て、本を書くようになりました。普通のサラリーマンとは、少し違った経験を経てきたので、面白がってくれるのか、秋田で同窓会があると幹事が私のスケジュールを聞いてくれ、それから日程が決まることが多くなりました。

時には、私が帰省するタイミングに合わせて開催してくれることもあり、そのときにはあまりにみんなに申し訳ないので、3万円を会費として払い、会計の足しにしてもらうようになりました。最後にみんなの前で払うというと角が立つ可能性があるので、最初にこっそりと幹事に渡すようにしています。これは自分に配慮してくれた皆への感謝の気持ちです。お金ですべてが伝わるとは思いませんが、次に開催されるときも気兼ねなく調整してくれるようになるのです。

同窓会では、この歳になっても昔の成績で序列が決まることがあります。挨拶の順番とか、仕切り役の人選とか。私はこのやり方はどうも好きになれません。昔は勉強ができなかったけれど、会社の社長になって成功した人もいる。もちろん逆もあります。「男子、三日会わざれば刮目してみるべし」という言葉もある。みんながそれぞれの立場で頑張ってきて、いい歳になってきたので、リスペクトし合えばいい。それが正しい振る舞い方かと思います。

【対策】会費の払い方で周りの態度が変わる

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(構成=間杉俊彦)