市場規模1兆円へ。後発薬他社と競争激化
替地恵子薬剤師は限られたスペースでのジェネリック薬と新薬の在庫確保に苦慮しているという。
多くの薬剤師は大型病院ではなく、保険薬局に勤務している。調剤をする保険薬局は、日本全国に約5万件あるという。そして、ここに勤める薬剤師は12万人。登録薬剤師のおよそ半数に当たる。
東京有明の国際展示場近くの新しいオフィスビル2階にあるケイポートドラッグマートの薬剤師である替地恵子さんもそんな1人だ。昨年7月にオープンしたばかりだが、利用者には周辺の大手IT企業や外資系金融機関に勤めるビジネスマンが多い。情報感度が高く、ジェネリック医薬品についても、抵抗が少ない人たちである。この薬局の運営を任される替地さんは、処方箋の様式が変わる前の、今年3月半ばから、窓口を訪れる患者に対して質問を行った。
IT系ビジネスマンは抵抗なく後発医薬品を受け入れるという。
「まず、ジェネリックを知っているかどうか確認しました。ほとんどの人が理解していましたから、変更への意思を確認すると、逆に成分や価格を聞かれました。そんなときには、処方された新薬と変更可能なジェネリックの成分やサイズ、薬価の比較表を見せることで、すんなりとジェネリックを受け入れてもらえました」
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(小林 靖、熊谷武二、尾崎三朗=撮影)

