日本では未だに根強い後発薬への“アレルギー”

今年4月1日、イメージキャラクターである俳優・高橋英樹の大きな看板がかかる沢井製薬本社では、社長交代の緊急記者会見が行われた。1988年に社長に就いて以来、同社を率いてきた澤井弘行社長(70歳)が、代表権のある会長に退き、澤井光郎専務(51歳)が、6月24日の株主総会後の取締役会を経て、社長に昇格する人事を発表した。

澤井光郎氏は営業畑が長く、「営業部門を優れた部署に育てた」(澤井弘行社長)実績が評価された。さらに、同社が主力製品としているジェネリック医薬品に関して、厚生労働省により、4月から医師や薬剤師に対し、ジェネリック医薬品を処方・調剤するように処方箋の様式が改定されたこととも無関係ではない。社長交代は、その追い風を生かすための新体制のスタートでもある。