“次”に向かうとき邪魔になるのが、捨てられぬ経験・記憶。それをあえて捨て続けてきたプロ経営者に、その哲学をきいた。

振られた女性を忘れるためには

「明日のために、今日何かをするなんて考えもしません。僕は、一瞬一瞬を生きていますから」

飄々とそう語るのは、百貨店業界を皮切りに、いくつもの企業のトップを歴任してきた“プロ経営者”中野善壽氏だ。