抽選に外れても、競歩なら皇居周辺で「無料観戦」できる

メダルが期待できる種目で抽選倍率の低いスケジュールは、IAAF世界ランキング(5月14日発表時)で日本勢が1位(山西利和)、2位(池田向希)、4位(髙橋英輝)につけている男子20km競歩が7月31日(金)のイブニングセッション、サニブラウンの活躍が期待される男子200mが8月6日(木)のモーニングセッション。8月6日は男子4×100mリレー予選も行われるため、競技観戦も充実している。

またマラソンを沿道で生観戦したいと考えている人は多いが、皇居外苑の内堀通りを周回する競歩もチケットなしで現地観戦が可能だ。20km競歩は二重橋前をスタートして1周1kmコースを20周、50km競歩は1周2kmコースを25周する。マラソンと異なり、何度も選手たちを応援することができるし、日本勢は男子20kmだけでなく、男子50kmもメダルの期待が高い。チケットが当たらなかった場合は競歩観戦をお勧めしたい。

チケット獲得チャンスは2019年秋以降(先着順販売)にもある

第1弾の抽選結果は6月20日に発表予定で、7月2日までに「購入手続き」を済ませないと、当選はすべて無効となってしまう。そして、抽選に外れても、まだまだチャンスはある。2019年秋以降には、購入手続きがされなかったチケットや海外用に割り振られて余ったチケットの「先着順販売」があり、2020年春には販売所での「対面販売」も予定されている。また入手したものの、当日行けなくなったチケットは、希望者に定価で譲ることができる「リセールサービス」も2020年春に開始される予定だ。

いずれにしても東京五輪を観戦するには、陸上競技の知識があるほうがいい。今秋のドーハ世界選手権で世界的なスターを“予習”しておくことで、東京五輪の本番をもっと楽しく観戦することができるはずだ。自国での夏季五輪の開催は一生に一度あるかどうか。観戦する側も悔いの残らないように、しっかりと準備しておこう。

(写真=iStock.com)
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