日本人選手が活躍するのは何月何日か?

陸上競技の世界大会はモーニングセッションに予選を行い、イブニングセッションに決勝というタイムテーブルが基本だが、今回は少し事情が異なる。巨額な放映権料を支払う米国のテレビ局に配慮したのか、「午前決勝」が実施されるのだ。

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オリンピックといえども、モーニングセッションはスタジアムが埋まらないことも多い。午前決勝のある8月3~6日は平日にあたるため、都合をつけることができれば、狙い目といえるだろう。

ただ注意しないといけないのは、マラソン以外は全席指定となるため、フィールド競技やトラックを周回しない種目は席によって選手が見えにくいことがある。またC~E席はスタンド上層階(4・5階)となり、必然的に選手との距離が出てくることを理解しておこう。

コアなファンなら、どの日程でも十分に楽しめるだろうが、さほど陸上競技を知らない人だと、「アタリ」「ハズレ」を感じる場合がある。そこで世界大会の“雰囲気”と日本人の“期待値”からチケットの価値を考えていきたい。

8/6(木)朝、男子4×100mリレー予選は盛り上がり必至

重要なポイントは、東京五輪に「開催国枠」はないため、どの種目でも必ず日本人選手が出場するわけではないことだ。特に女子は長距離(5000mと1万m)、マラソン、20km競歩、やり投げ以外の種目は参加が厳しい状況にある。男子の投てき種目も同様だ。

一方で、活躍が期待される種目もある。その筆頭はリオ五輪で銀メダルを獲得している男子4×100mリレーだ。

決勝は8月7日(金)のイブニングセッション。決勝進出を狙える男子4×400mリレーの予選もあり、日本勢にとっては“最高に盛り上がる”チケットになる可能性が高い。ただし、料金設定は最高額のうえ、男子4×100mリレーは誰もが知っている注目種目のため抽選倍率も高いことが予想される。

そこでお勧めは、男子4×100mリレーの予選が行われる8月6日(木)のモーニングセッションに申し込むことだ。リレー種目は特別で、予選からヒートアップする。先日行われた「世界リレー2019横浜」でも観衆は2万人ほどだったが、日本チームには大声援が送られた。

新国立競技場の収容人数は6万8000人。ホームゲームならではの盛り上がりになる。このチケットを獲得できれば、日本が“決勝進出”を決めた喜びを多くの仲間とシェアできるだろう。