▼起床編
カーテン、冷暖房……心地よく起きるひと工夫は

なぜ役員は、寝起きがいいのか

役員の過半数は「すっきり起きられる」と答えている(図1)。

「温度の感受性が加齢とともに落ちてくるのと同様に、眠気の感受性も落ちます。役員は平均年齢が高めですので、寝不足であるにもかかわらず、すっきりした感じがしている可能性はあります」

心地よく起きるために「カーテンを開けて眠り、朝日を浴びるようにする」人が、役員・平社員ともに3割ほどいる(図2)。

「夏はやめましょう。早く目が覚めてしまいますし、日の出とともに室温が上がります。起床後に太陽の光を浴びるとよいでしょう」

起床後には、平社員の24.1%が「SNS」、役員の21.5%が「仕事」をしている(図3)。

「朝はポジティブに情報を整理できるというメリットがあります。就寝直前にその日の反省をしたり、次の仕事の予定を考えるという人は、一般に多くいます。しかし、夜は思考がネガティブになりやすいので向きません。ただし起床後1時間は“睡眠慣性”によって脳の働きが上がってきにくい。歯磨きや朝食、シャワーを優先させ、その後に行うといいでしょう」