▼入眠編
寝酒、読書、音楽……すっと眠れる方法は
役員に多い寝酒は、何が問題なのか
役員の場合、“寝酒”をする人も多い。37.4%は就寝前1時間以内まで飲んでいる(図2)。
「お酒を飲むと、基本的に悪い睡眠しかとれません。夜中にトイレに起きる可能性が高くなります。また、自律神経が休めないので、朝になっても疲労回復しません。飲むなら寝る3時間前まで、日本酒なら1合までにしましょう」
就寝直前までスマホにかじりつくというのは、近年ならではの傾向だろう。平社員はテレビも含め、布団やベッドに入ってからも見ているのが、40.7%にも上る。役員ですら33.6%もいる(図3)。
「スマホは光を放つ画面に顔を近づけて見るうえ、集中しやすい。だから脳が興奮して寝付けなくなります。就寝1時間前にやめるだけでも、睡眠の質が改善します」
「よく眠るための工夫」として、役員は5人に1人が読書を挙げる(図4)。
「就寝1時間前までなら、勉強のための本や、頭をフル回転させるような内容の本を読むのに適しています。しかし、1時間前になったら、リラックスするため気楽に読める本が向いています」