火のないところでも煙を立たせるのは得意技
圭さんはニューヨークのマンハッタンの20階建てのビルで暮らしている。ここはフォーダム大のロースクールの学生が寄宿する学生寮「マコマホンホール」だそうだ。
だが圭さんはこの絶景を眺める余裕はなさそうだ。何しろ勉強が大変で、ましてや奨学金をもらっているので落第するわけにはいかず、勉強漬けの日々だという。
それにこの寮の規則が厳しいと、「週刊文春」(9/20号)は書いている。
部屋を汚してはいけない。夜は他の部屋に聞こえるような声を出してはいけない。自分の部屋以外で酒を飲んではいけない。異性の客を部屋に入れてもいけないそうである。
したがって、学生生活から何かスキャンダルを探そうとしても無理だと思うのだが、週刊誌は火のないところでも煙を立たせるのは得意技である。週刊文春は「小室圭さん衝撃の外務省公電 消えた母親は『探す必要なし』」(10/4号)、さらに女性セブンも「小室圭さん(26)超VIP留学 中断帰国 眞子さま震える」(10/11号)という記事を出した。
問題は「皇室が利用されている」という空気があること
圭さんがNYへ行って以来、母親は行方不明だそうだ。「文春」によれば、外務省が異例とも思える公電を、在NY日本国総領事館へ送ったというのだ。文面は、「貴館においては、特に積極的に米国関係当局に接触して、小室佳代さんの所在を把握する必要はない、と本省としては思量している」。
さらに、美智子妃殿下が「一番の問題は(小室さんに)皇室が利用されていると、国民の中で捉えられている空気があることだと思う」といったと、千代田関係者が話している。
これが事実なら、美智子さんは、圭さんに相当厳しい考えを持っているようだ。
「セブン」のほうは、圭さんは留学ビザを取得していなかったと報じている。財政能力証明書に必要な金額が提示できなかったからではないかというのである。そのため、10月末までには一時帰国するのではないかと、「セブン」は見ていた。
いまから振り返れば、これは事実ではない。小室さんは一時帰国しなかった。だが、この不確かな情報を「文春」が「小室圭さんアメリカ『不法滞在』疑惑」(10/18号)として追っている。
「セブン」の後追いだが、「文春」は「仮に、この報道が事実だとすれば」、圭さんは不法滞在になり、アメリカの移民法に抵触してしまうと、さらに話を広げる。「この疑惑が万が一事実なら」、眞子さんとの結婚にさらなる暗雲が立ち込めかねないと話を転がしていくのである。