疾病保障保険は任意加入、保険料はローン金利に上乗せされる
住宅ローンに関する最近の注目点として、借り入れや借り換え手続きの電子化が挙げられます。
必要な書類を揃え、銀行の担当者から説明を受け、契約書に署名捺印する、といった対面のやりとりを介さず、必要書類のネット上へのアップロードなどで契約が締結。じぶん銀行、みずほ銀行、イオン銀行など、一部の銀行が取り組んでおり、紙の契約書を作成しないことで数万円かかる印紙税が不要になるなどのメリットもあります。抵当権設定登記の手続きは司法書士との面談が必要ですが、それでも、かなり便利といえます。
住宅ローンで何千万円も借り入れる場合は、対面で説明を受けたうえで契約したほうがよいと思いますが、借り換えについてはネットが便利。仕事が休めないから……と金利が高いローンを抱えたままの人でも、銀行に行かずに借り換えを実現できるでしょう。
もうひとつ話題になっているのが、借り入れの際に加入できる「疾病保障保険」です。
住宅ローンの借入時には、債務者が死亡または高度障害に陥った際に返済が不要になる団体信用生命保険(団信)に加入しますが、病気で働けなくなった場合については保障されません。疾病保障保険は、特定の病気になると保険金が支払われ、ローンの返済が不要になるというものです。