なぜあえて気づかないようにしているのか

他人から見れば明らかにおかしい労働環境なのにもかかわらず、働いている当人は、「ブラック方針」を妄信していることも多いもの。目を覚まさせるには、どうすればいいのでしょうか。

写真=iStock.com/FangXiaNuo

6ステップに分けて具体的に見ていきます。1つめは、「受け皿」の問題です。どういうことかというと、目を覚ますことができたとしても、その後に逃げ込める「安心できる場」がなければいけないのです。

むしろ、ブラック方針を逃れた先の精神的な受け皿や、次の勤め先という物理的な受け皿がないからこそ、怖くて辞められない、方針に従うしかない状況が生まれている。家族・同僚が精神的な支えとなるか、別のいいプロジェクトや、働き口があるか。方針がブラックなことに、あえて気づかないようにしている人を救うには、受け皿が必要なのです。