「言ってません」「発言が誤解を生んだ」

言ってしまったことをなかったことにしたい──。誰もがそんなふうに考えたことがあるでしょう。そして、ビジネスで厄介なのは、上司や取引先に、発言や約束をなかったことにされたときです。そんな人たちに翻弄されないためにも、「言ったことを言ってないことにする」手口を学んでおきたいところです。

いちばんわかりやすいのは、完全否定をすること。「言ってません」とひたすらに否定する。政治家の弁明によくある、「記憶にございません」という言葉が典型です。ただ、録音や録画、議事録など、記録に残っていては、完全否定は通用しません。