「マインドフルネス」習慣で幸福度は増す
テレビやスマホも、今この瞬間に没頭できるシンプルで手軽な手段ですが、これらもやはり接触時間が長いと弊害があります。
では、今この瞬間ゾーンへの入り方で好ましいパターンとはどんなものか。それは、瞑想、座禅、ヨガのほか、家族やパートナー、友人などとの談笑など。自分がそれをしていて「心地よく感じるもの」「好きなもの」であることが前提条件です。とはいえ、健全な今この瞬間ゾーンに入る“儀式”の内容は人それぞれ。自分と相談して探してみてください。
【2:ワクワクゾーンに滞在する時間を長くしよう】
今この瞬間ゾーンに入ることは、癒しやストレス解消だけが目的ではありません。幸福を得るためにも重要なポイントです。
いわゆるフロー(没頭)の状態は、時間の経過を忘れてしまうほどの活動をした際にしばしば起こります。子供の頃、プラモデルを作ったり、パズルを作ったりして一心不乱になって没入した経験は多くの人があるでしょう。大人でも、時を忘れるほど熱中できることがある、そしてそのために1日にどれくらい時間を持っているかで人生の幸福感が変わってくるのではないでしょうか。
では最近、幸福を得る、今この瞬間ゾーンに入ったのはいつですか?
私自身のことをお話しすれば、ブログを書いたり、本を執筆したり、習慣化の学校のグループコンサルティングをしたりしている時は100%の純度で没頭しています。メールも電話もシャットアウト。スタッフともコンタクトを取らない。完全な「自分時間」。それは、至福の時間です。
人によって、幸福感情を抱くことができる活動は様々でしょう。読書をしている時、ジョギングでランナーズハイの時、仲間とワイワイ盛り上がっている時、おしゃべりをしている時、趣味のゴルフをしている時、旅行をしている時など……。大切なことは各活動で、ゾーンに入っている自分自身をじっくり味わうことです。その今この瞬間ゾーンの合計時間が長い人ほど幸福感が高いのではないか。私はそう考えています。