私の「今この瞬間ゾーンに入る」方法

【3:今この瞬間ゾーンに入るためには? 】

今この瞬間ゾーンに入るためにはどうすればいいのか。もう少し掘り下げてみましょう。

一言で言えば、心が平和になり、ワクワクする習慣を持つことです。朝と夜にどんな習慣をつくるか、もっと言うと朝と夜にどれくらい今この瞬間ゾーンに長く入れるか。

私の場合、仕事は毎朝次の6つの習慣でスタートします。

・身の回りの片づけ
・原稿を書く
・瞑想
・ブログ作成
・音声講義を聞く
・読書

以上を15分刻みで行います。ひとつひとつの行為に没頭し、タイマーをかけます。時間が経過したら切り替えて次の習慣に移る。このローテーションによって、朝一番から、それはそれは素晴らしい充実感が得られます。それぞれの習慣で得られるのは……。

・片づけ→自己規律感
・書く習慣→自己対話
・瞑想→静けさとフォーカス(集中力)
・ブログ→創造力
・音声講義→創造力
・読書→成長感や心の豊かさ

6つのフルコース計90分で私の1日の仕事時間はスタートします。

私にとっては朝の「ゴールデンルーティン」と言えます。ルーティンというと修行のような行動か単調で退屈な儀式をイメージするかもしれませんが、そう感じるなら全く意味がありません。

ワクワクするのが前提です。今この瞬間ゾーンに入れる習慣は誰もがあるはずです。あなたも、リラックス、成長感、つながり、自己効力感、内省、創造や気づきなどどんな感情を味わいたいかという心の中の声を聞き、それをかなえる「没頭できる行動」をつくると、朝も夜も、今この瞬間ゾーンの時間が増えて、幸せと心の平安が得られます。

しかし、日中の仕事がつまらなかったり退屈であったりすれば人生の“3分の1”(会社にいる時間)はゾーンに入りにくいということになります。

私が習慣化コンサルティングで、クライアントの皆さんがやりたいことを見つけたり、天職についたりすることをご支援しているのは、仕事という圧倒的に長い時間を退屈なものにしないようお手伝いしたいからです。仕事時間をゾーンに入れるだけのワクワクしたものにすることが「人生を変え、より幸福なものにする」上で重要だと思っているからです。

ぜひ、あなたの真の心が求めるものが何かに耳を傾け、それを満たしてください。

【関連記事】
悪習慣が直らないのは「無意識8割」で生きるから
1日のストレスが根こそぎ消える「たった3つの習慣」
集中力を高めるには、朝食で何を食べるべきか
「残業しないと気持ち悪い人」の心のメカニズムとは?
脳のメモリをやたらに食う「雑念」吐き出し習慣3