会見で励まされたがん闘病妻の夫は多いはず

海老蔵さんが仕事で家を離れると同時に麻央さんは再び入院しましたが、これは治療のためだけではないと思います。闘病だけでも大変なのに、外出して人の目にさらされることになれば、それだけでも疲れてしまいます。これでは快復に向かうはずがありません。

麻央さんは梨園の妻です。退院しているのなら、動かざるを得ないことも出てくるでしょう。さらに2人の幼い子どもの相手をするだけでも、体調によってはかなり大変なときがあります。少なくとも、海老蔵さんが家にいないと、疲労は増す一方です。

ただ、麻央さんの子どもに対する思いを聞かれた海老蔵さんは、「思わなくていいと思うんですけど、申し訳ないという気持ちが強いと思う。2歳、3歳、4歳の時期は子どもにとっては重要な時期、自分がそばにいて、やってあげられないことが多くて心苦しく思っているんでしょうが」と話しています。私の妻もがんになったことで「申し訳ないという気持ち」と、体調が悪くて安静にしていなければならないときは「娘のそばにいてやってあげられないことが心苦しい」ということがあります。

1年8カ月という期間について海老蔵さんは、「長いですし、これからもまだ続きます。おのおのが忍耐のいる1年8カ月、おのおのが悲しんだ1年8カ月だったんじゃないですかね」と話していますが、これは家族が闘病している人なら、大きく頷けることだと思います。闘病者はもちろん、家族がベストの状態で過ごすためには、持久力をつけることが非常に大切です。

会見は見ていてつらい部分もありましたが、海老蔵さんの麻央さんをサポートする覚悟に励まされました。これはがん闘病妻の夫の多くが感じたことではないか、と思っています。