前評判は決して高くなかったサッカーU-23日本代表。だが、リオオリンピックアジア地区最終予選で優勝という結果を残す。なぜ勝てたのか。早稲田大学ビジネススクールにて教鞭を執る気鋭の経営学者が迫った。

「反骨心」をエネルギーに変えるには

【入山】手倉森さんが率いるチームは、これまで国際大会で勝ち進めず、「谷間の世代」と呼ばれていました。

【手倉森】五輪出場も危ないと言われていましたよ。実際、ずっと勝てなかった世代なので、これは普通にやっていてはダメだと思いました。自分のやり方で勝たせるしかない、と。