英語を勉強しても英会話がうまくいかないのはなぜか。英検1級・全国通訳案内士の資格を持つまんじろうさんは、「勉強していろいろな語彙を覚えれば覚えるほど、どの表現を使うか迷う場面が多くなる。英会話のコツはむしろ知識を減らすことだ」という――。

※本稿は、まんじろう『英語が口からスッと出る! 「一択」英会話』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

アルファベット
写真=iStock.com/sankai
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英会話がうまくいかないワケ

はじめまして。まんじろうです! 英会話に関する記事なので、英語でもご挨拶を。

Nice to meet you!

……さて、この場面、あなたならなんと挨拶しますか?

・Nice to meet you. ・It’s nice to meet you. ・How do you do?
・It’s great to meet you. ・I’ve heard so much about you. ・I’m glad to meet you.
・It’s a pleasure to meet you. ・I’m honored to meet you.

英会話を勉強してきた人であれば、ここにあるような多くの選択肢が頭に浮かぶでしょう。しかし、これらをすべて知識として持っていても、実際の会話の場面で口からスッと出てくるかどうかは別の話ですよね。

むしろ、勉強していろいろなバリエーションを覚えれば覚えるほど、どの表現を使うか迷う場面が多くなる。結果として、相手の問いかけにスムースに返答することができず、会話が弾まない……。

知識が多すぎることが、かえって会話の妨げになってしまう。

これって、英会話を真面目に勉強している人が陥りがちな、偽らざる現実ではないでしょうか。

知識の“ぜい肉”が会話の妨げになる

一般的には、英会話が上達するためには、勉強して知識を増やすことが必要だと思われています。よくある英会話本も「こんな言い方を知っていましたか?」「ネイティブはこんな言い方をしますよ」と、表現のバリエーションを増やすことを売りにしています。

この固定観念をひっくり返してしまいましょう。

運動やスポーツにおいて、身体に「ぜい肉」がついていると瞬発力をもって動けなくなるのと同様、無駄に増えた知識は、実際に使う際に迷いを生じさせるだけの単なる「ぜい肉」です。

そこで、英語が口からスッと出てくるようにするために、知識を「増やす」のではなく、むしろ「減らす」。もっと言えば、本当に必要なものだけに「絞る」。

これが、僕の提唱する「一択」英会話です。そして「一択」英会話は、以下の2つの原則で構成されています。