中学レベルの単語でほとんど表現できる

「日日翻訳」のコツの1つは、動詞(動き)を使って表現できないかを考える、ということです。

「勤勉」という単語を動詞(動き)で表現すると、「頑張って仕事をしている」と言い換えることができるわけです。

具体例をもう1つ見ておきましょう。例えば「高校時代(に)」と言いたいときは? それを動詞的に表現すると、イイタイコトは「高校にいたとき」ということですよね。であれば、

When I was in high school, ~

になります。

このように、英語にしづらい日本語も、得意の日本語でまず先に簡単な日本語に変換(翻訳)すれば、中学生〜高校1年生までに習った単語でほとんどのことが話せるんです。

「複数の選択肢から選ぶ」過程を省く

ついに降り立った、憧れの観光地。都市を象徴するモニュメントの前で思い出の一枚を残したい。えーっと、「写真を撮ってくれませんか?」ってなんて言うんだっけ……?

この「~してもらえますか?」という日本語に対応する英語表現には、たくさんのバリエーション、言い換え表現があります。

・Will you~? ・Will you~, please? ・Can you~?
・Could you~? ・Would you~ ? etc.

昔の僕は、「写真撮ってもらいたいときって……Can you? Will you? Could you? あれ? どれがいいんだっけ?」となっていました。

でも、今の僕はスッと言葉が出てきます。なぜなら、「~してもらえますか?」が言いたいときは、Would you? の「一択」に決めているから。つまり、

Would you take a photo of us?

です。Would youは、カジュアルすぎず(Will youやCan youはややくだけた印象)、フォーマルすぎず(Could youは丁寧すぎる印象)、どんな場面でも使える「ニュートラル」な表現。いわば、万能な「一択」です。

このように「イイタイコト(日本語=和文)」が1つなら、英会話の場面ではそれに対応する英語も1つ(一択)に決めてしまいましょう。

僕はこの方法を「一和一英いちわいちえいの原則」と呼んでいます。

これにより、他の言い換え表現などはすべてイラナイものに。たくさん覚えたバリエーションや言い換え表現のうち、使いづらい知識(=ぜい肉)をそぎ落とすという「割り切り」をしたらとーってもラクになります!

チェックマークの書かれた木製ブロックキューブ
写真=iStock.com/Dilok Klaisataporn
※写真はイメージです