7日間で思い出す復習プログラム
まず、書店で中高英語の基礎を1冊にまとめた参考書を買ってください。ポイントは、できるかぎり薄い本にすることです。なぜならたった7日間で文法を学び直すための教材だからです。
<1日目:中高の文法全体を概観する>
1日目は、用意した薄い参考書をザッと読みます。1ページあたり30秒程度にして、2時間ぐらいで読了します。このような速いスピードで読むと、文法の記述に目を通すだけで精一杯になり、そのページに登場する単語や熟語を覚えることは無理になりますが、それでいいのです。
たとえば、参考書に「Water boils at 100 degrees centigrade.(水は摂氏100度で沸騰する)」という英文が書いてあったとします。この場合、「degrees centigrade」が「摂氏温度」だとまで覚えずにスルーしてしまう。
「普遍的な話だから現在形。主語の『Water』は『不可算名詞』だから、『三単現=主語が三人称の単数で、現在形の文』という文法が適用されて、動詞の後ろに 『s』 がつくんだったな」という昔習った基本的なルールだけを思い返すのが目的です。
中高英語を手っ取り早く思い返すなら、まずは「動詞の過去形には『ed』をつける」のような基本的なルールを思い出すことだけにとどめておくのです。
<2日目:文法の基本のまとめを読む>
中高時代に習った文法に「複数形のつくり方」「不規則変化の動詞」「比較級『er』や最上級『est』のつけ方」といったルールがあります。参考書にはそうしたルールが暗記事項として1カ所にまとめられていますから、2日目はそこに絞って読んで思い出します。ただ、「思い出せるものを思い出す」くらいの軽い気持ちで大丈夫。