志高く活躍してもらう人材を育てたい――。入社後はクビを切ることなく、本人の能力を最大限引き出して会社に貢献させるのがトヨタ流だ。
※プレジデント誌の特集「トヨタvsグーグル」(2013年9月16日号)からの転載記事です。

下位5~10%のバッドパフォーマーを切り捨て、優秀な人材と入れ替えて生産性向上を図るのが外資系流だが、入社後はクビを切ることなく、本人の能力を絞り出すように最大限引き出して会社に貢献させるのがトヨタ流だ。宮崎直樹元専務(現豊田合成副社長)も「いったん会社に入ったからには、この会社のなかでやりがいや生きがいを見つけてもらう。そのためには、とにかく粘り強く育てていくという考えが基本にあります」と指摘する。
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