「策略はみだりに用いるべきではない」
守屋 淳氏
日本を代表するヒーロー、ウルトラマンの戦いは、3分以内の短期決戦。いかなる強敵も、最後は伝家の宝刀・スペシウム光線で決着をつける――これほど強力な必殺技があれば、敢えて知恵を絞る必要もなく、実にヒーローらしい戦いぶりだ。
しかし、現実のビジネス世界では、どんな敵にも通用するような必殺技は見出しにくい。だから、知恵を絞って戦略を練り、臨機応変にことに当たる必要がある。ときには正攻法でない策略を要する場面もあろう。
戦略・戦術書の二大古典『孫子』と『戦争論』を座右の書として成功を収めた人物は少なくないが、この2書は策略についてどう述べているか。一言でいえば「取扱注意」だ。策略はみだりに用いるべきではなく、応分の備えと心得が必要だという。
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