目的は揃えて、やり方は任せる
その後、私は方針を変えてみました。
私「それぞれのやり方で進めていいよ」
メンバー「わかりました」
しかし、今度は「任せたのはいいけれど、まったくまとまりがない」という状態になりました。自由にすると崩れるし、揃えると動きにくい。そこで、「何を揃えて、何を任せるかを決めよう」と考えました。具体的には、次のように線引きを明確にしたのです。
・目的は揃える
・やり方は任せる
すると、さっそく変化が出てきました。
・自分なりの工夫が増える
・意見が出るようになる
・チームに活気が出てくる
加えて、目的を揃えたうえでやり方を任せるようにすると、1人ひとりの動きが見えやすくなります。何が得意で、何に迷っているのか? その理解が深まるほど、関わり方の精度も上がっていきました。
こんな体験もあって私は、今では「揃えるべきこと」と「任せていいこと」を分けています。実際、この視点をもつだけで、チームは大きく変わります。
違いは問題なのではなく、活かす対象である――。自分の持ち味を活かせるほど、人は自発的に動き出すものです。
まずは、「違っていいこと」を決めるところから始めてください。その違いを認めた瞬間から、チームは新しい段階に入ることでしょう。
【Point】「揃えるべきこと」と「任せていいこと」を明確に分ける
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