民主党内で影響力を増していく
――民主社会主義者の候補が中間選挙で実際に当選して、連邦議会においてキャスティングボートを握ったり、重要なポジションに就く可能性はあるのでしょうか?
【井上】現在、上院も下院も両党がかなり拮抗しているため、民主党が過半数を取るにしても共和党との議席数の差は小さいと見られています。そんな中、民主社会主義者の人たちが少数でも当選をすると、キャスティングボートを握る可能性はあるということが警戒をされているところだと思います。
1人、2人程度だとそこまでの影響力は持たないと思いますが、既に民主社会主義者は下院にいますし、似た主張をする候補者もいます。
現在の下院は共和党220、民主党215で議席数の差は5、上院も共和党53、民主党47で6議席差なので、今回の選挙で当選者が4、5人ぐらいになると、政権執行部と協力する代わりに、これだけは実現してくれというふうに、何かしら交渉はするはずです。そこが政策の変化につながってくる可能性は十分にあるというふうに思います。
中間選挙で民主党は主流派だけでは過半数が取れず、民主社会主義者に頼らないと党として法案を通せない、あるいは予算を通せないという形になっていくのではないでしょうか。そうなれば、選挙後の議会では民主社会主義者の主張を主流派が妥協する形で取り入れていく形になると考えられます。
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