カロリーだけをしれっと削り落とす
例えば、「豚バラの野菜炒め」と「豚ロースの野菜炒め」は同じ豚肉を使った野菜炒めで、お皿にのっている料理のボリューム(見た目の量)は全く同じです。
しかし、使う部位を変えただけで、カロリーには劇的なインパクトが生まれます。
実際に、お肉100gで数字を比較してみましょう。
豚バラ肉(100g):約366kcal(脂質 約35g)
豚ロース肉(100g):約248kcal(脂質 約19g)
その差は、約118kcal。食べる量も、お腹の満足感も全く変えていないのに、ただ部位を置き換えるだけで100kcal以上のカロリーカットができてしまうのです(ロースカツをヒレカツかチキンカツに置き換えてもいいかもしれません)。
この「100kcal」という数字は、ご飯ならお茶碗半分程度、体重70kgの人なら約1.5kmのランニングで消費するエネルギーに相当します。
「ご飯1杯を我慢する」のも「忙しい合間を縫って3km走る」のも、心的コストや時間的コストが非常に高い行動です。
しかし、定食の注文を「ロース」に変えるだけなら、かかる労力はゼロ。まさに圧倒的な投資対効果の高さです。
理由は先述の通り、脂質です。豚バラ肉は非常に脂質が多く、豚ロースは脂質が少ない。
食べる量を半分にしたわけでも、肉を我慢して野菜だけにしたわけでもありません。
ちゃんと「豚肉の野菜炒め定食」を食べてお腹いっぱいになりながら、カロリーだけをしれっと削り落としているのです。
地味な変化こそが最強
もちろん、「私はどうしても豚バラのあの脂の甘みが大好きなんだ!」という熱烈なこだわりがあるなら、それはあなたにとって価値が高いものなので、無理に変える必要はありません。
でも、「とくに部位へのこだわりはなく、なんとなく豚バラを食べていた」のであれば、ここが絶好の置き換えポイントになります。
豚ももでも、ロースでもいい。鶏むねや鶏ももに変えてもいい。 大事なのは、「自分にとって我慢にならないことで、カロリー削減を狙うこと」です。
置き換えと聞くと、特別な食品を買わないといけないようなイメージを持つかもしれませんが、実際はもっと地味な作業です。
飲み物を変える。間食を変える。肉の部位を変える。調理法を変える。派手ではありませんが、この地味な変化こそが最強なのです。
なぜなら「我慢していないから続く」からです。
続くものは必ず積み上がり、確実な結果へとつながります。

