売上高と前年比だけでは根源的問題を見誤る
2026年8月8日付の日本経済新聞朝刊一面に、衝撃的な記事が掲載された。26年1〜6月の輸出額で、韓国と台湾がともに初めて日本を上回ったというのである。
日本の輸出額は3844億ドル。これに対して韓国は4963億ドル、台湾は4166億ドルだった。日本も前年同期比で1割弱増えたが、韓国と台湾は5割近く伸びた。生成AIの学習と推論に使われる先端半導体の需要が急拡大し、台湾積体電路製造(TSMC)、韓国のサムスン電子、SKハイニックスが、その需要を正面から取り込んだからだ。
このニュースを「ついに日本が抜かれた」「ものづくりの凋落だ」という順位の話として受け止めるだけでは、本当の危機を見誤る。
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