「山火事の96%は人為的」という調査

主要メディアは取り上げないが、本当に人間にとって危険なのは、暑さよりも寒さだ。

ただ、寒さによる超過死亡者は例年のことであるし、また暑さによる犠牲者のように急激に増えることがないので、センセーショナルなニュースにはならない。インフルエンザの犠牲者は「感染症による死亡者」で、「寒さの犠牲者」にはされない。

最近は、山火事のニュースも気候温暖化のせいのように報道されるが、猛暑だけで森に勝手に火は点かない。96%は失火と放火だということもわかっている。

フランスでは、今年、500人近くが放火容疑で拘束されたと世界的に報じられている。

そもそも、地球上には、暑くても機能している国はたくさんある。例えば日本。ヨーロッパでも、スペインやイタリアの夏はたいてい暑いが、公共施設もオフィスも病院も商業施設もほぼ100%エアコンが整備されている。家庭のエアコン普及率もドイツよりはずっと高い。

だから、暑さに対する対策としては、熱中症にならないよう水分を補給するとか、不急不要の外出を避けるとか、近所の年寄りを皆で見守るなど、ほぼ日本と同じ。

現在、ドイツでは、とうもろこしやジャガイモ、小麦などが不作で、旱魃による農業危機のニュースが盛んに流れているが、一方、ワイン用の葡萄や南欧の桃などが豊作であることは報道されない。2026年のワインは絶品になるとの予想だ。

さて、現在、8月27日だが、気温はここ1週間で急激に低下し、各地、30度を超えるところは無くなった。北部や東部では最低気温が10度を切っているところもあり、どうみても秋の気配。皆、夏がこのまま終わってしまったらどうしようと、気を揉んでいる。

そして、あれほど温暖化と騒いでいたメディアは、もう、何も言わない。温暖化に振り回されるドイツ人である。

異様に水位が下がっているライン川
写真=iStock.com/thomas-bethge
※写真はイメージです
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