70歳まで「使う」のを待ってはいけない

高年齢者雇用安定法の改正により、希望すれば70歳まで働き続けることも可能な環境にある。周囲を見ても、70歳はともかく65歳までは働き続ける人は珍しくない。この年代までは、まだお金を使う時期ではないと考える人が多いようだ。

だが、70歳まで使うのを待つというのはリスクがある。夏休みシーズンということで、筆者も早々に沖縄方面に出かけたのだが、マリンスポーツの体験には明快な年齢制限があった。事業者にもよるが、シュノーケルのツアーに参加できるのは64歳までだったり、60歳以上のダイビングには医師の同意書が必要だという話も聞いた。

サービスを提供する側にとって、60代はすでに事故リスクを避けるために扱いたくない年齢なのだろう。「時間が出来たら挑戦したい」と長年楽しみにしてきた夢が、いくら健康状態に不安がなくとも年齢制限で叶わないこともある。「自分のためにお金を使いたい」なら、その現実を知っておこう。