8時間以上寝ると糖尿病リスクが高まる
睡眠時間が短いのがよくないのは当然ですが、「長く眠れば眠るほどよい」というわけでもありません。寝すぎは寝すぎで、体に負担をかけます。長時間眠り続けると、血管が広がりすぎることでかえって血流が滞り、起きたときに体がだるく感じられることがあります。
十分に寝たはずなのに、かえって頭がぼんやりする。体が重く、動き出すまでに時間がかかる。長く眠ったあと、そんな感覚を覚えたことがある人も多いでしょう。
アメリカで行われた大規模な研究によれば、睡眠時間が7時間の人を基準にすると、糖尿病の発症リスクは5時間以下で約2.6倍、8時間を超えると約3.6倍にまで高まるとされています。このデータは、睡眠時間は短すぎても長すぎても体によくないことを表しているといえます。
また、平日の睡眠不足を、休日の「寝だめ」で取り返そうとする人もいます。しかし、寝だめは睡眠不足を解消するための最善策ではありません。休日だけ遅い時間まで寝てしまうと、体内時計がずれ、自律神経のリズムも乱れやすくなります。その結果、日曜の夜にうまく眠れず、月曜日の心身のコンディションが不安定になってしまうのです。
大切なのは、毎日の睡眠のリズムを大きく崩さないことです。休日であっても、平日より2時間以上遅くまで寝ていることは避けましょう。どうしても眠いときは、昼間に短い仮眠を取ることが効果的です。
睡眠の質を高めるならシャワーより湯船
疲れているときほど、「今日はシャワーだけでいいや」と済ませたくなるかもしれません。しかし、自律神経のバランスを整え、眠りの質を高めるという意味では、しっかりと湯船に浸かることが大切です。
入浴には、自律神経の切り替えを促す働きがあります。日中の仕事や家事、人間関係の刺激によって、交感神経優位の状態になった体を、副交感神経優位の休息モードへと変えてくれるのです。
最も有効な入浴法は、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることです。
熱すぎるお湯に入ると、かえって交感神経が刺激されてしまうため、39〜40度くらいがおすすめです。

