糖の吸収をブロックする常備したい食材

血糖値スパイク対策の心強いパートナーとして、冷蔵庫に常備しておきたいのが「キノコ類」。キノコは低糖質・低カロリーであることはもちろん、糖の吸収をブロックしてくれる食物繊維の塊です。

なかでも、マイタケには血糖値上昇を抑える水溶性食物繊維「βベータグルカン」が豊富。胃腸の中で水分を吸ってゼリー状になり、一緒に食べた糖質やコレステロールを包み込んで、吸収スピードを劇的に緩やかにしてくれます。

加えて、ダイエットのサポート役としてもキノコはとても頼りになる存在。低糖質かつ超低カロリーでありながら、繊維質でしっかりとした噛み応えがあるため、料理の「かさ増し」に使うことで、物理的に満腹感を高めてくれます。

【図表3】キノコの食物繊維量ランキング(100g当たり・生)
出所=『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(エクスナレッジ)
池谷敏郎『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(エクスナレッジ)
池谷敏郎『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(エクスナレッジ)

私は、カレーにはシメジやエノキをたっぷり入れるのが習慣です。毎日の味噌汁やスープにはもちろん、みじん切りにしてハンバーグやつくねに練り込むと、独特のぷりぷりとした歯ごたえが加わります。

実際、キノコは料理をおいしくする影の立役者としてとても優秀。何しろ、キノコに含まれる「グアニル酸」は、昆布やカツオ節と並ぶ三大うまみ成分の一つ。

肉や魚、野菜と一緒に調理することで、うまみの相乗効果が起き、料理の味が劇的に深まります。出汁や塩分を控えめにしても十分に満足できるため、高血圧対策としての減塩もサポートしてくれるでしょう。

習慣にしたい「大豆ファースト」の効果

ノーマル食は食後15分で血糖値がピークとなり、30分後にはインスリンの作用によって摂取前と同レベルに戻っています(図表4)。しかし、大豆ファーストの方では、食後の血糖値のスパイク状の上昇が抑えられています。Aさんは食後の血糖値の上昇は正常範囲内ですが、140mg/dl以上に高くなる食後高血糖となる人も少なくありませんので、大豆ファーストはぜひ習慣にしていただきたいと思います。

【図表4】実験! 大豆ファースト食 VS ノーマル食
出所=『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(エクスナレッジ)
【図表5】血糖値を上げる要注意食材
出所=『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』(エクスナレッジ)
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