NISAも保険もローンも選ぶのがしんどい

決断疲れが起きると、人はどうなるでしょうか。無難な選択に逃げる。決断を先延ばしにする。他人の意見に従いやすくなる。不安を感じやすくなる。つまり、情報が増えるほど迷いが増え、自己決定感が下がっていくという状態に陥ります。

お金に関する判断は、この決断疲れを起こしやすい条件が揃っています。正解が1つではない。情報が多すぎる。将来の結果が不確実。失敗すると後悔が大きい。NISAをはじめ投資商品、保険、家計、節約、住宅ローン、教育費。毎回「もっといい選択があるのでは?」という不安がつきまといます。

この状態で判断を重ねると、人は疲れ、やがて考えること自体がしんどくなります。それでもなお、正解を求め続けると、さらに疲弊し、ますます自己決定感を失っていく悪循環に陥るのです。

選択肢を絞り、「決断疲れ」を回避する

では、迷わない人は何をしているのでしょうか。答えは驚くほどシンプルです。「毎回正解を求めて、うまく決めようとしない」こと。代わりに、判断基準を先に決めておく。選択肢をあらかじめ絞っておく。考えなくていい領域を最初から作っておく。このようにして、その場での判断を減らしています。

これは意思の強さの問題ではありません。誤解してはいけないのは、迷わない人は「すべてを考えている人」ではありません。むしろ、自分が考える場所と考えない場所をはっきりと分けている人です。これができると、お金の判断は驚くほどスムーズになります。大切なのは、すべてを毎回ゼロから考えるのではなく、あらかじめ「ここは考えない」と決めておくことなのです。

一番大切なのは、すべてを毎回ゼロから考えないこと、ここは考えないと決めておくこと。これが迷わないお金、不安に振り回されない生き方につながっていきます。

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