支持率が頼みだった高市政権が「危ない」

田村氏はこう指摘する。

「朝日新聞はじめ、ほとんどの世論調査で女性天皇を容認する声が多い。愛子さまの国民的人気も非常に高い。しかし、皇室典範改正はまったく逆方向になってしまった。そこに、麻生氏が関与しているのではないかという報道やSNSの書き込みがあふれている。高市首相は麻生氏に迎合して『愛子天皇論』を否定したと見られているのが、支持率急落の大きな原因でしょう。派閥もなく、側近の議員もおらず、党内基盤が弱い高市首相の最大の武器が支持率だった。ここまで一気に急落となれば、かなり危ない」

永田町では内閣支持率の急落を受け、「高市おろし」の声も強まっているという。茂木敏充外相、林芳正総務相らが虎視眈々と次の座を狙っているといわれる。

田村氏はこう話す。

「高市首相には支持率をアップさせるチャンスがある。秋の自民党役員人事と内閣改造。ここでキングメーカーの麻生氏に気を使って人事をやるか、それとも独自色を出せるか。独自色を出して麻生氏と距離を置ければ、また支持率が回復するのではないか。極論すれば、麻生氏の義弟である鈴木俊一幹事長を留任させるか、退任させるかでしょう」

(AERA編集部・今西憲之)

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